脱毛サロン

エステサロンと同じように、クレジットカード決済の審査に通るのが難しい脱毛サロン。ここでは「特定継続的役務」をはじめ、脱毛サロンの審査が厳しい理由・解決策を紹介します。

クレジット決済導入の審査に通りにくい理由とは？

業種・商材の特徴からわかる理由

脱毛サロンでの施術は必ず効果が出るとは限らないため、美容医療やパソコン・英会話スクールと同じように「特定継続的役務」の対象にあたります。

「特定継続的役務」とは、どのような理由・販売方法であっても中途解約やクーリングオフができるサービスのこと。サロンをはじめ、パソコン教室、結婚相手紹介サービスなどを指します。

脱毛サロンの施術も、効果を判断するまでには長い時間が必要です。ムダ毛の成長に合わせて光を照射して少しずつ減毛しますが、1回の脱毛で効果が出るものではなく、数年かけて複数回通う必要があります。効果のあらわれ方には個人差があるため、顧客の利益を守るために法律を整備。いつでも解約・クーリングオフが可能です。

クレジットカード会社にとっては不払いが発生する可能性も。特定継続的役務提供は、1ヶ月を超える、あるいは5万円以上のサービスが含まれます。脱毛サロンのコースは数年単位・10万円を超えるものが少なくないため、特定継続的役務提供に該当。クレジットカード決済の審査にも通りにくいのです。そのため脱毛サロンへの審査は厳しく、落ちてしまうサロンも少なくありません。

クレジット決済導入でよくある質問

Q.これからオープンするエステサロンでクレジットカードを導入したいのですが、可能でしょうか。

決済会社の審査をパスするのが難しい脱毛サロンの場合、実績のない個人の新規店舗が契約を結ぶのはさらに難しくなります。

新規オープンの脱毛サロンでクレジットカードの導入を検討している場合は、決済代行会社を利用するのが良いでしょう。店舗とカード会社の間に入って契約してくれるうえに、導入・運用の手間をカットできます。

Q. クレジットカード決済を導入するメリットは？

脱毛エステサロンのメニューは、数十万円単位のものが多く、クレジットでの分割払いを希望する顧客がほとんどです。顧客が脱毛サロンを選ぶポイントには、施術内容・サロンの雰囲気のほかに、「クレジット払いができるかどうか」も入ります。クレジットカード決済を導入することで顧客に選ばれる脱毛サロンになり、売上アップにつながるのです。

審査を通すためには？

クレジットカード決済には、国内決済と海外決済の2種類あります。特定継続役務にあたる脱毛サロンの場合、審査に通りやすいのは海外決済です。

国内決済とは、日本国内のクレジットカード会社を通す決済方法。処理は国内の金融機関を通して行ないます。反対に海外決済は、海外の会社を通して決済を行なう方法です。「海外経由」と聞くと、情報がどこかで抜き取られるようなリスクがあるのでは？と不安に思うオーナーもいるでしょう。しかし海外決済であっても、大手の銀行やカード決済会社を経由するため、安全性・セキュリティ面で国内決済との違いはほとんどありません。

国内決済の場合、特定商取引法により厳しい審査基準が設けられています。一方、海外決済は日本国内の法律による規制を受けません。独自の基準をクリアすれば審査に通ります。

脱毛サロンをはじめとした多くの特定継続役務と呼ばれる業態では、審査に通りやすい海外決済がおすすめです。過去に国内決済の審査に落ちた経験のある脱毛サロンでも、海外決済なら審査に通る可能性があります。

次のページでは、スムーズにクレジットカード決済を導入できるようにサポートしてくれる、心強い決済代行会社をピックアップしました。

審査に通りづらい業種・商材でおすすめの決済代行会社をチェック

こんな決済代行会社には注意！

各種料金の説明が曖昧

初期費用や手数料、処理作業ごとに発生する与信料など、決済代行には多くのコストがかかります。事前に確認しておかないと、支払い時に予想外の額を請求される可能性も否定できません。各種料金の説明を十分に行ってくれる決済代行会社を選んでください。

セキュリティが不安

大手の銀行・クレジットカード会社とはいえ、顧客の個人情報を一時的に海外企業へ渡すため、万が一情報流出が起こると脱毛サロンの評価が下がります。カード会社のセキュリティ面を確かめて、万が一のトラブルを避けましょう。

サポート対応が×

決済代行にはややこしい手続きが多く、導入してしばらくの間は不明点が多いはずです。担当者はすぐに対応してくれるのか、どのようなサポート体制を取っているのかなども、事前に確認しておきましょう。

カード決済導入の審査に落ちた場合はどうすればいい？

脱毛サロンとクレジットカード会社が個別に契約を結ぶことは難しいですが、決済代行会社を窓口にすると、クレジットカード決済を簡単に導入できます。1か所の決済代行会社の利用で、複数のカード会社との契約も可能。カードの取り扱い数が増えれば、それだけ顧客層を広げられます。集客・売上拡大のために、決済代行会社を賢く利用しましょう。