クレジット決済
決済サービスの1つクレジット決済について解説しています。もうすでに当たり前の存在となっている、クレジット決済。シェア率や導入すべき業種を見ていきましょう。
クレジット決済を導入すべき業種とは?
クレジットカード決済は、今や当たり前に活用しているという方が多いでしょう。現金はほとんど持ち歩かずに、全ての買い物をクレジットカード支払いで済ませているという方も多いのではないでしょうか。
店舗の場合、高額な商品を取り扱うお店や、外国人観光客が多いお店はクレジットカード決済を導入することで、売上アップやレジ清算の効率化に繋がります。
インターネットショッピングでは、いうまでもなくクレジットカード決済の利用率はダントツ。店舗、ネット問わず、クレジット決済は全ての業種で取り入れていくことをおすすめします。
クレジット決済のシェア率
インターネットで商品やサービス、デジタルコンテンツを購入した15歳以上の人の決済方法について、ある調査を行いました。
インターネットで購入・取引する場合の決済方法として、最も多く選ばれているのが、実はクレジットカード払い。平成27年の調査では、実に65%の人がクレジットカードを使って支払いをしているそうです。
学生など若い世代の方はクレジットカードを持っていない人もいるでしょうから、15歳以上という調査対象年齢に対して、クレジットカード支払いの割合はかなり高いといえるでしょう。
クレジットカードの種類とは?
クレジットカードの主要な国際ブランドは、以下の7社です。
- VISA
- MasterCard
- 銀聯
- JCB
- American Express
- Diners
- Discover
VISA、MasterCardはシェア率が高く、全世界的に使うことができるクレジットカード。また、JCBは日本初のクレジットカードの中で、唯一の国際ブランドです。国内シェアは、No,1。日本国内で発行されていないのは、「銀聯」「Discover」の2種類です。
また、上記で説明したブランドでも、発行会社が違うことで様々な違いが出てきます。ライフカード、オリコカードなどの信販会社、三井住友銀行やみずほ銀行などの銀行、イオン、楽天などの流通業者など、発行元は無数に存在します。
クレジット決済のメリット・デメリット
メリット
クレジット決済を導入することで、金銭を管理する手間が省けます。現金を取り扱うとどうしても収支が合わないケースが出てきたり、強盗に襲われて盗まれたりする可能性も十分あります。クレジット決済はこのような手間や危険性を解消してくれます。
手間や危険性を回避するだけでなく、さらなる売り上げアップを見込めるのも大きな魅力。現在クレジットカードを保有している方は多く、基本現金払いの方でも保有している現金が足りなければクレジットで支払うこともあります。また、外国人観光客の多くはクレジット支払いが可能な店舗を選ぶ傾向にあり、クレジット決済の需要が高まっています。つまり、クレジット決済を導入することで、売り上げをさらに伸ばせることにもつながるのです。
デメリット
クレジット決済を導入することで、デメリットも存在します。クレジット決済を導入することで手数料が発生。飲食店や美容室のように1日の売り上げが激しい店舗である場合、手数料で会計上の利益が減ってしまい、最悪の場合赤字になってしまうことも…。さらにカード決済はすぐに手元に現金が残らないため、資金繰りが困難な状態に陥る可能性もあります。
事前に手数料がいくらなのか、売り上げが入金されるまでの期間はどのくらいなのか、自店舗でクレジットカードを利用するお客はどのくらいいるのか、そして手数料を払っても利益を維持することができるのかを調べたうえで、導入する必要があります。
クレジット決済の仕組み
クレジットカードはカードユーザーの信用のもとで、クレジットカード会社が商品の代金を一時的に立て替えてくれる決済手段です。
クレジット決済の仕組みを説明するうえで、利用者・カード発行会社・加盟店の3者が関わります。利用者が加盟店でクレジット決済を行うと、カード発行会社は利用者の代わりに商品の代金を立て替えてくれます。利用者は立て替えしてもらった分の金額を別日にカード会社に支払います。一般的にカード会社から指定された支払日までに1か月分まとめて請求が来ることになっています。加盟店は購入した商品の支払いを立て替えてもらう代わりに、カード会社に加盟店手数料を支払う必要があります。加盟店手数料は、各クレジットカード会社が設けている加盟店規約により、加盟店が手数料の支払いを義務付けられています。つまり、利用者に支払いを求めることはできません。
導入の流れ
ステップ1:申込の問い合わせ
問い合わせフォームまたは電話・メールで問い合わせます。このタイミングで、決済代行会社に対して、自社の現状を把握。
ステップ2:スタッフからの連絡
決済代行会社の営業スタッフから電話・メールにて連絡。詳しいサービス内容を説明を受けます。
ステップ3:必要書類一式が届く
クレジット決済の資料・見積もり・クレジット決済の審査依頼書一式が届きます。
ステップ4:必要書類などを送付
クレジット決済の審査依頼書・登記簿謄本・印鑑証明・代表者様身分書コピー・光熱費や水道代の請求書のコピーの書類を決済代行会社宛てに送ります。
ステップ5:審査
クレジット決済審査依頼書やその他必要書類を確認し、不備がないかをチェック。審査結果は最短で3営業日となっています。
ステップ6:システム接続
WEB決済はシステムの仕様書を送付されるので、そちらを基に接続開発をすすめます。 携帯電話決済やEメール決済は即日利用が可能。カードリーダー決済の場合は、手元にカードリーダーが届き次第利用できます。
ステップ7:サービス開始
クレジット決済のシステム接続が完了したら、すぐにクレジット決済の利用が可能です。
導入事例
スクール・教室を運営している加盟店
クレジット決済の導入は全く考えていなかったですが、生徒さん方々からの要望で導入を決意。クレジット決済はいろいろと難しくパソコンを使い慣れていない自分でも扱えるかどうか不安でしたが、実際使ってみると簡単でしたよ。
決済代行のCSVバッチサービスを利用することで、各生徒さんの金額を一括で管理。スクールには70名以上在籍しており、受講料は教える内容によってバラバラです。ですが、提供してもらった管理画面で生徒さんのリストから金額の変更をして、ボタンを押すだけの簡単処理。日頃の業務がスマートになり、ほんとうに助かっています。
会員制の店舗をもつ加盟店
webデザインやホームページの作成をしています。顧客の要望に応じて金額も変わるので、メール決済サービスを利用して顧客ごとに金額を設定。自分が作成したメールにクレジット決済用のURLを張り付けるだけなので、業務の効率化につながりました。
また、地元の顧客からwebデザインやホームページ作成の依頼を受ける時は、カードリーダー決済を使用。料金はリリース時に受け取っており、クレジットで対応してもらっています。パソコン1台とカードリーダーさえあれば、決済が完了するのでとても便利です。タブレットで決済も可能なので、用途に合わせて使い分けようと考えています。
クレジットカード決済の導入はどんな代行会社に頼むべき?
変化する法律に低コストで対応できる決済代行会社
利用者側が選ぶべきは、変化する法律に柔軟に対応し、早いうちから法の問題への対策ができる決済代行会社。対応力の高い会社はシステムや体制の変更によりコスト増への対策を行い、業務コストを減らす努力をするため、将来的なコスト増のリスクが少ないです。
法の問題に関して、最近の例でいえば割賦販売法の改正です。
この改正で大きく変わった点は2つ。カード会社や決済代行会社に対する加盟店の調査義務と、加盟店のセキュリティ対策のチェック義務です。
こういった制度の変更は、会社側の業務コストを増やし、結果として利用者側が支払う費用も増加する場合があります。
決済代行会社を比較する時、誰もが真っ先に見るのがコストについてでしょう。クレジットカードの決済代行は業務を楽にし、さらに利益の増加にもつながりますが、アウトソーシングを利用する以上コストの問題は避けられません。
コストの安い決済代行会社を選ぶ場合、初期費用や月額費用の額をチェックする人がほとんど。しかし、決済代行サービスは長期的に利用するため、法改正のような将来のリスクにも対応できるかといった点も調べなければならないのです。
海外のクレジットカード会社と契約している決済代行会社
意外と見落としがちなのが、クレジットカード会社の審査です。
新規に立ち上げたばかりの小規模な事業所や、美容サロンなどの「特定継続的役務」と呼ばれる業種の場合、審査が通りにくい場合があります。決済代行会社を利用したいとする人の多くが、こうした審査に通りにくい業種に該当してしまうため、悩ましい問題なのです。
「審査を通過できるか不安」「以前審査で弾かれてしまった」という人におすすめなのが、海外決済代行会社です。海外のクレジットカード会社と契約している会社の場合、国内より審査基準が甘く設定されていることが多く、特定継続的役務にあたる業種でもクレジットカード決済を導入しやすいでしょう。
セキュリティ対策がしっかりした決済代行会社
クレジットカードに関わるセキュリティ問題は、今や深刻な課題となっています。
カード情報の不正流出やカードの不正利用などの被害が後を絶たず、事業者側への対策も求められているのです。
もしも顧客のカード情報が漏洩してしまったら、たとえクレジットカード会社側の過失だったとしても、顧客にサービスを提供した側の責任まで問われてしまいます。こうした事態を避けるため、決済代行会社を選ぶ時はセキュリティ対策を強固にしている会社を選ぶべきです。
グローバルセキュリティ基準であるPCIDSSを準拠しているか、または会社独自のセキュリティ対策を行っているかなど、依頼する前に十分な対策を講じているか確認しておきましょう。
クレジット決済に対応している決済代行会社とは?
こちらでは、クレジット決済に対応している会社をそれぞれ詳しく解説しています。
おすすめ決済代行会社5選
マックスコネクト
マックスコネクトは、WEB決済・カードリーダー決済・モバイル決済・Eメール決済を導入できます。自動で多言語決済画面が表示される機能や、日本円以外の通貨での決済サービスにも対応可能です。
さらに、月額費用が1,050円と安いため、運営コストをリーズナブルに抑えることができます。
対応しているクレジットカードの種類
- VISA、JCB、MasterCard、Diners Club AMERICAN EXPRESS
ウェルネット
5大ブランドのクレジットカードでの決済が可能なウェルネット。2000年から稼働しており、国内の航空会社や高速バス会社などの大手企業が利用している決済代行サービス会社です。
最新の決済システムの開発から対応までウェルネットが行なうため、システム開発の手間を削減できます。
さらに、ウェルネットは365日24時間体制の運用センターを設置。いつでも決済サービスに関するトラブルを対応してもらえます。
対応しているクレジットカードの種類
- VISA、JCB、MasterCard、Diners Club AMERICAN EXPRESS
ペイジェント
ペイジェントでは、国際5大ブランドに加えてディスカバーカードでの決済が可能です。安全に決済を行なうためのオプションとして、セキュリティコードや3Dセキュア、チャージ保証サービスなどを利用できます。
さらに、メールでの決済案内や、電話注文に対応できるサービスも用意。カードシステムの構築を代わりに行なってくれるので、プログラミングの知識がなくても導入できます。
対応しているクレジットカードの種類
- VISA、JCB、MasterCard、Diners Club AMERICAN EXPRESS、DISCOVER
電算システム
4,500社以上の事業者が導入している電算システム。顧客のニーズに合わせて、注文したその場でオンライン決済できたり、貯めたポイントを買い物に利用できたりします。
なりすまし詐欺を予防するためにセキュリティ厳しくしており、業界でもトップクラスの安全性を持つクレジット決済サービスです。
対応しているクレジットカードの種類
- VISA、JCB、MasterCard、Diners Club AMERICAN EXPRESS
GMOペイメントゲートウェイ
GMOペイメントゲートウェイのクレジットカード決済は、高機能かつ安全なカード決済サービスを簡単に一括導入することが可能です。クレジットカード会社ごとの手続きをまとめて任せられるため、社内の事務作業の負担軽減につながります。さらに、国際基準に準拠したセキュリティ環境を整えているので、安全にECサイトを運営することができるでしょう。
対応しているクレジットカードの種類
- VISA、JCB、MasterCard、Diners Club AMERICAN EXPRESS
その他のおすすめ決済代行会社
イーコンテクスト
10年以上の決済代行サービスの実績を持つイーコンテクス。9万以上のECサイトに導入されており、クレジットカード決済をはじめとするさまざまな決済メニューを用意しています。
J-payment
J-paymentは決済サービスに関して14年以上の実績を持っています。導入するスピードに力を入れており、最短10日でサービスを開始できるのが特徴です。
ルミーズ
ルミーズはECサイトの開発環境や規模に合わせた導入方法を用意。ゲートウェイ接続・WEB接続(リンク型)・バッチ処理の3つの接続方式が選べます。
ベリトランス
ベリトランスは、クレジットカードカード決済やコンビニ決済などの支払い手段を一括導入できるサービス「VeriTrans3G」を用意しています。
ZEUS
ZEUSのクレジットカード決済サービスでは、オンライン決済と端末決済に対応しています。5大ブランドに対応しており、国際基準に準拠したサービスを提供している会社です。
ソフトバンク・ペイメント・サービス
5大国際ブランドや3Dセキュアなどに対応しているソフトバンク・ペイメント・サービス。クレジットカード決済以外に、プリペイド決済や電子マネー決済にも対応しています。
ネットプロテクションズ
ネットプロテクションズでは、国際5大ブランドすべてのクレジットカード決済を一括導入できる「NPカード」と呼ばれるサービスを利用できます。
三菱UFJニコス
16,500社以上の企業の導入実績を持つ三菱UFJニコス。利用者に合ったサービスの提案から運用支援までサポートしてくれます。
ヤマトフィナンシャル
導入固定費が0円のヤマトフィナンシャル。国際5ブランド、国内主要クレジットカードを一括導入することが可能です。
テレコムクレジット
最短で即日導入で可能なテレコムクレジット。クレジット決済に関する手段を豊富に用意しており、利用者のニーズに最適な決済手段を提案してくれます。
佐川フィナンシャル
佐川フィナンシャルは、「eコレクト」や「SAGAWA B2B決済サービス」などさまざまな決済代行サービスを用意している会社です。
ビジネスラリアート
ビジネスラリアートは、ECサイトによるネット決済だけではなく、システム開発やネットショップ運営の支援も行なっています。クレジット決済だけではなく、コンビニ決済にも対応可能です。
みずほファクター(旧:日通キャピタルe-決済サービス)
5大ブランドのカードが利用できるクレジット決済サービスを用意しているみずほファクター(旧:日通キャピタルe-決済サービス)。高セキュリティサーバで顧客のクレジット番号を管理しています。
みずほファクター(旧:日通キャピタルe-決済サービス)について詳しくみる
ロボットペイメント(旧:クラウドペイメント)
ロボットペイメント(旧:クラウドペイメント)では、最短1週間でクレジット決済サービスを導入できます。手数料が2.65%~と業界でも安いのも特徴です。
ロボットペイメント(旧:クラウドペイメント)について詳しくみる
サイバーソース
サイバーソースでは、円以外の通貨での決済が可能なサービスを行なっています。多言語に対応しているので、世界中で取引する際に役立つサービスです。
インターネットペイメントサービス
クレジット決済の基本サービスが充実しているインターネットペイメントサービス。決済システムは使いやすいようにカスタマイズできるので、初めてクレジット決済サービスを利用する方でも理解しやすいようになっています。
ASJペイメント
ASJペイメントは、クレジット決済サービスの導入が簡単でわかりやすいと評判の決済代行サービスです。決済手数料が3.2~4.5%と安くなっています。
エフレジ
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